中学生の時、初めて友達同士で遊びに行った帰りの事。
当時すんでた町から目的地の間に競馬場があった。
その日は大きなレースがあったらしく、車内が結構混んでた。
したらいきなり知らない小父さんが、｢なんでこんな事になったんだぁ！！｣って叫んで
財布から札を取り出してびりびりに破いて放り投げた。車内騒然。
友達と飛んできた札をつかんで渡そうとしたら、｢いらない！俺には何にも残らないんだ！！｣
って叫ばれて呆然。
慌てて駆けつけた車掌が小父さんを宥めて連れて行った。
周囲の人も紙幣の破片を集めて車掌に渡してた。


怖くて親にも言えなかったんだけど、友達の兄には話した。友達とは10歳ぐらい離れてて俺達の兄貴分だったし
その人が言うには、もっと離れた場所で大きい競馬のレースがあって、
一番人気の馬がスタート直後に落馬して約110億円が吹っ飛んでたらしい
その小父さんは、そのレースを勝ってたんじゃないかっていってた。

その競馬場でやってないレースの券も買えるってのは、その時初めて知った
でも、その小父さんの姿がちらついて、未だに馬券買うのには恐怖を感じる

結構前の話
金曜日の終電一本前、新宿発下りの超満員の中央線で経験した
いくら待っても発車しなかったのが始まり

車掌『かばんを中に入れてくださーい』
車掌『ドアしまりません。荷物を引いてください』
車掌『○号車、荷物を引いてください。発車できません！』

なんど開け閉めしても荷物引いてくれってアナウンスが出て車内がイライラした雰囲気に
ドアの向こうで駅員が○号車へダッシュしてて、これで発車できるかと思ったのにずーっと動かない

金曜深夜の新宿発なんて飲んだ人ばっかりで車内の空気も悪くて具合が悪くなる人続出
15分ぐらいしたらついにドアを開けられて、ドア故障のアナウンスが流れた
確認中とは言うものの満員で動かない電車に疲れていたら、

アナウンス１『どうする？これもう無理だろー全員降ろす？』
アナウンス２『つぎ終電だぞ。全員乗らないよ！出すしかないだろ』
アナウンス１『でもドア閉まらないのに出せないだろ』
アナウンス２『出さなきゃ乗り切れないって！』

おそらく内線でのやり取りのつもりで、車内に駄々漏れした
30分以上立たされてぐったりしてた車内でもはや笑いが広がって、見知らぬ人通しで、冗談でしょwいやwもうwww今さら降ろすなwwwって笑いあった

最終的に
アナウンス『えー大変失礼いたしました。○号車のドアが故障のため閉まりませんが、このまま発車いたします。○号車のお客様は大変ご迷惑をお掛け致しますがご降車いただきまして発車したいと思います！』
と流れて発車した
ちょっと拍手起きたし皆で、おーやったーって喜びあった

自分の降りる駅で降りたあと、○号車へ向かって走ったらみんな一緒に走って、開いたままの扉を写メりまくってた
楽しかったw