376 :鬼女日記 2014/08/02(土) 17:34:20 ID:M37HxlaCv
先日流産した
いわゆる初期流産だったけど、癒着したりして
手術と入院もしてから自宅療養中
幸い貧血以外はほとんど治癒し、主人も家事を引き受けてくれ
両方の実家など身内には妊娠報告してない時期だったので
ゆっくりと自宅で静養していた

洗い物の最中に立ちくらみがしたのでまた貧血かーと
横になって休んでいると誰かいる気配がする
ベッドのある部屋から出入り口までいくつか扉があって
一つは絶対に風くらいじゃ動かないくらい重い扉なのに
その扉が開く音が聞こえた(重いので音も大きい)
玄関は鍵を掛けているので強盗という事は無い筈だけど
意味がわからなくてガクブルしていた

次第に気配は近づくけど足音は全くしない
怖くて目を開ける事もできずにただじっとしていると
顔のすぐそばで息遣いが聞こえて「おかあさん」と
小さな子供の聞こえた

一瞬、お腹の子が!と思ったけど産婦人科の先生の
丁寧な説明を思い出す
最初に書いた通り初期段階の流産で、具体的には
受精卵から胎児になる前の段階で何一つできてなかった
オカルトに生物のあれこれ持ち出すのも変なんだけど
とにかくその時の私は「これ違うやつだ!」と強く思った

その瞬間に横で大人みたいな声で「ちっ」と舌打ちが聞こえて
すぐに気配はいなくなった

主人にはノイローゼっぽくなってるかも、と前置きして
人の声が聞こえた気がしたとマイルドに報告して
とりあえず厄払いのお札を二人で貰って来た
それ以来、とくに何もない
未だに何が来たのかわからない