481 :鬼女日記 2014/06/04(水) 16:57:05 ID:rlncL5yx.net
リアルで厨二病乙だった痛すぎるガキの話。
当時は武勇伝だと思っちまったんだ。

当時の俺はリアル中二で、漫画だかラノベだかの影響で、かっこいいデザインのペーパーナイフとかハサミを集めてた。
しかも、それを学校にまで持って来て、こっそりと眺めて2828する痛いガキだった。
まぁ、流石にガチなナイフは高いし怖いしで手出しはしてなかった。

で、こんなクソガキにありがちだが、学校ではヲタ仲間はいるが基本はぼっち。
いじめにあってた訳じゃないが、クラス内のDQNから時々からかわれるターゲットになってたな。

そんなある日の昼休み、DQN同士が何かふざけて自分達の靴でキャッチボールをしてた。
外でやる分には構わないんだろうが、教室内で、しかも周りには弁当を食べてるクラスメイトが多数。
迷惑極まりなかったが、当時の俺は「こういう奴らを華麗にスルーする俺カッケェ」とか自杀殳もんの思考で悦に入ってた。

そんな時、DQNの投げた靴が俺の弁当(カーチャンの手作り)を直撃。
8割ほど残ってた俺の弁当は机から床に投げ出され、見るも無残な状態に。
DQNはヘラヘラ笑って「おい、ぼさっとしないでさっさと靴拾えよ」とか言ってくる。
さっきまでの「こういう奴らを華麗にスルーする俺カッケェ」思考は消し飛んだ。

俺は黙って靴を拾い上げ、カバンからハサミとペーパーナイフを取り出した。
で、ニヤニヤした顔から怪訝な顔になったDQNの目の前で、安物のスニーカーの解体ショーをスタートさせた。
クラス中がドン引きしてるのが分かったが、あの時はすごく良い気分だった。
日ごろのスト乚スがスーッと消えていく。

で、細切れになった元スニーカーをゴミ箱に捨てて「ゴミはちゃんと細かくしてゴミ箱に捨てろ」とDQNに言った。
未だに両手にハサミとペーパーナイフを装備してる俺に対し、DQNも迂闊にケンカを売れなかったのか、「てめぇ、キメェよ!」とだけ言って教室を出て行った。

後日談?
親と教師に報告が行って、説教食らって、ぼっちが若干加速しただけで面白みはないかな。