362 :鬼女日記 2017/04/11(火) 02:05:19 0.net
心の整理のために書く。もう15年位前の修羅場。

俺:当時32歳、某資格取立て
父:某資格による個人事務所経営
社長:父の取引先
社長娘:当時31歳、病院勤務。検査技師。

俺は当時、親父の事務所で働きながら勉強をして念願かなって資格をとったばかりで浮かれていた。
そのせいもあり、好事魔多しで家庭内は今までのバランスが崩れ、ギクシャクしてしまった。
具体的には、資格が取れない兄がイラつき、俺とけんかになり、親父が兄の肩を持ったために家庭内は決定的に不和になった。
そんなある日、親父は俺を呼び出すと、いきなりこう告げた。

父「社長と○○日の土曜日に飲みにいくんだが、お前を後継者として紹介をする。その日空けておけ。」
俺「無理です。その日は用事があります。」
父「キャンセルしろ。」
俺「無理です。どうしてもと言うなら日にちを変えてください。」

親父は黙っていたので、俺はそのまま退出した。第一、その社長は兄の担当だ。勝手に会うことはご法度だ。
次の日、親父は日曜日に変えた旨を伝えてきた。それで兄に話してあるか確認したが明確な返事がなかった。
仕方ないので、兄にその旨伝えてから会うことにした。気は進まなかったが、これが修羅場の始まりだった。

当日。約束の場所に10分前に行くと、親父とお袋、社長と奥さん、そして若い女性.がいた。
俺は、社長夫妻に挨拶すると、席につき、会食が始まった。

社長「では、本日、お見合いを始めたいと・・・」
正確な言葉は覚えていない。聞いていなかったかもしれない。覚えているのは俺と社長の娘がほぼ同時にカエルが踏みつけられたような声を出したことだ。
呆然とする俺と娘。勝手に盛り上がる親たち。その日は値段だけは高そうな、味のしない食事をして帰った。