364 :鬼女日記 2017/06/07(水) 23:22:18 ID:Yn8qns2z.net
何年も前、新郎新婦の同期として出た時の話。
披露宴が進む中、だんだん不機嫌になる新郎。
ケーキカットもむすっとしたまま。お色直しの退場時には新婦のペースを無視して歩いて、転びかける新婦。新郎は呆れたように顔をそらすだけ。
どんどんおかしくなる会場の雰囲気。新郎新婦が退場した途端、いろんなテーブルから動揺の声。

結局最後まで新郎の機嫌は悪く、その隣で気づいているだろうに気丈に振る舞う新婦が少しだけ可哀想に思えた。
司会者の声だけが白々しいくらい響く会場で、ずっと心臓がバクバクして、ずっと寒気がしていた。

後からわかった不機嫌の理由。なんと新郎、新婦友人に一目惚れをしていた。
新婦友人は石原さ○み系のものすごい美人で、新婦は確かにどちらかというと地味め。
その差に「萎えてしまった」らしい。それであの態度。
この話を新郎本人がするもんから手におえない。引いた。

あの披露宴の寒々しい雰囲気は一生忘れない。
紛れもない最悪だった。ご祝儀返してくれ。