841 :鬼女日記 2015/06/16(火) 01:57:43 ID:XLOnwqwx.net
誰に話しても創作乙wと笑われ、自分でもあれは夢だったのか?と思う人生で一番驚愕した出来事。
私の親友との話しなんだけど、数年前に当時二十代前半の女二人で温泉旅行に行った。
旅館の和室に仲良く布団を並べて就寝、しかし常は一度寝たら朝まで熟睡型の私がその夜は珍しく途中で目が覚めた。
何とも言えない寝苦しさに加え、なぜか息をするのが辛くなったのだ。
それで薄明かりの中、不穏な気配を感じて隣の親友に恐る恐る目をやった。
信じられないことに仰向けに寝る親友の腹の上に、着物姿の老婆がすごい形相で座ったまま上半身を倒して親友の顔を覗き込んでた。
その間、私の体は指一つ動かず悲鳴すら出なかった。
恐怖のあまり硬直したのか、金縛りだったのかは分からないが。

すると今度は突然、親友の頭上の何もない空間に青白い腕が浮かび上がった。
ちょうど老婆と向き合う形で二本の腕が生え、その腕は老婆の首をこれでもかという力強さで締め上げはじめた。
まさにギュウウウウウウウッッ!!!!!という音が聞こえそうな勢いで首を締める二本の腕、猛烈に苦しみはじめる老婆。
老婆は闇雲に暴れたがそれを一切許さず、さらなる椀力でねじ伏せる腕に、一体何が起こってるのか理解出来ず動けないままパニックになる私。
必タヒに腕を剥がそうともがきにもがいた老婆だったが、ついには断末魔を上げスウッと煙のように消えてしまった。
あ、実際に断末魔は音としては聞こえなかった。
これも説明が難しいが、不思議なことに断末魔を直接脳で認識した感じで理解してた。