178 :鬼女日記 2015/04/03(金) 00:13:37 ID:???
春休みで実家に帰省していた時、夢を見た。遠方に住んでる独身の伯母の夢だった。伯母は婦人科系の病気で子どもが望めないからと、弟である父の子ども(私たち姉妹)を可愛がってくれていた。
久しぶりだな、そういえば家を出てから電話もしてないなと思っていると伯母がにっこり笑って頭を撫でてくれた。
「あんなー、BLEACHの続きの録画は、自分でしてな。ごめんな。伯母ちゃんがメカ買うてやるから。」
「変な男に惚れたらアカンよ。薬もアカン。バイクもアカン。妹達にもようと言い聞かせるんやで。」
「ほな、またな」
なんなんだろーと思っていると母親に叩き起こされ夢から醒めた。
「伯母ちゃんが亡くなったって。父さんの飛行機朝一番の予約とってやって。」
心臓発作起こして、発見され運ばれた時には手遅れだったそうだ。
不思議と驚かなくて、むしろそういうことかと納得した。小さな桐箱に入って伯母が帰ってきた時、父から封筒を渡された。
『(私)へ、DVDのメカ代』って書いてる封筒握りしめて泣いた。いつ準備してたんだろうとか、メカって大雑把やなとか、やっぱり夢じゃなかったんだなとか。
今も、伯母から貰ったお金で買った録画の機械は大切に使ってる。アニメのBLEACHは終わってしまったけど、伯母が焼いてくれたDVDは捨てられない。
帰省するたび、ちょっと良い珈琲と煎餅(伯母は珈琲片手に煎餅食べるのが好きな人)御供えするのが習慣。
時々、伯母の好きなアーティストのアルバムなんかを御供えすると決まって『おーきに』って夢で笑ってる。